この世の中、Sexyが足りないよ
2022/8/14
この世の中、Sexyが足りないよ。
1.1 オタク休養の決心
実は、私は、今日のザ・アリーナの横浜アリーナ公演を最後に、Sexy Zoneの応援活動を辞めようと決めていました。「辞める」とまでは決心できなかったので、正確には「応援活動を休む」ですが。昨日は、そんな文章まで書き殴り、丁寧に推敲していました。
でも、今日の公演を観て、「ファンを辞めることを辞めよう」と思いました。
Sexy Zoneのことは、11年間、ずっと大好きでした。いまでも好きです。それでも応援活動を辞めようとした理由が2つあります。
1つ目は、自分の環境の変化による余裕のなさから。2つ目は、「義務的な応援」をしている気がしたからです。
1.2. 私のSexy歴史
私は、2011年、5人のSexy Zoneを好きになりました。彼らの数多くの変化を見てきて、感じたことがあります。それは、Sexy Zoneとは、「5人」で完成しているグループだということです。
1人でも欠けると、私が本当に愛している姿では無くなるように感じました。
「Ladyダイヤモンド」期から、じわじわと感じた違和感は、「Sexy Summerに雪に降る」でSexy Boyzという形になり、ついに3人体制での活動が発表されました。高校生だった私は、とにかく、Sexy Zoneの変化についていけませんでした。私がSexy Zoneを好きだと話すと、周りから、「なんで今は2人がいないの?」と聞かれ、「分からないよ」と答えるしかありませんでした。5人の様子は気になるけれども、しっかりとした応援はできませんでした。
「カラフルEyes」で5人に戻ってからは、楽しく応援ができました。それが楽しめなくなったのは、2018年の松島聡くんの活動休止のときです。再び気持ちが戻ったのも、2020年の活動再開の時期でした。このときまで、私は、「自分が松島聡くんを応援しているから、松島聡くんのいないSexy Zoneを全力で応援することが難しいのだろう」と思っていました。
この思い込みが間違いだと気がついたのは、マリウスが活動休止をしてからです。聡くんが戻ってくれた有り難さと喜びを感じつつも、なんだか違うなと感じていました。そこで、ようやく「5人が良いんだ」と気がついたのです。
4人や3人だと、パフォーマンスに不安を感じるとか、そういったことではありません。むしろ、Sexy Zoneは常に、そのときやるべきことに真摯に向き合い、どのような試練も乗り越えてきています。
それでも、5人のバランスがあまりにも良すぎてしまうので、勝手に心のなかで比較してしまっていたのです。
1.3.私の生活の変化
私個人の生活も大きく変わりました。大学卒業後、仕事をすぐに辞め、うつ病になりました。他にも、さまざまな病気と戦っています。いまでも、治ってはいません。私は、この病気と一緒に生きていくのだと思っています。仕事や病気のことで悩むなか、いまの私に必要なものと不必要なものをしっかりと分別しようと考えました。
そこで、Sexy Zoneを思い出ました。本当に楽しく応援できているのか。楽しくないのに、「応援しなければならない」と思い込んで11年続けていたのではないか。自分が楽しいことだけ、必要なことだけをやるようにして、自分中心に向き合っていかなければ、私の道は拓けないのではないか。
このように、私の人生と今までのSexy歴史を思い返して、私がいま、セクラバを名乗るのはおこがましいと思い、休むことを決意していました。
私自身、誰かの報告に対して、「降りるなら、勝手に何も言わずに降りろよ……」「応援するもしないも勝手だろ」なんて思っていた時期もありました。 いざ、自分がその立場になったとき、誰かに伝えたくなってしまいました。あまりにSexy Zoneが大事だったのと、11年間のセクラバ生活で出会った皆さんに、挨拶もなく去ることが寂しかったからです。
2.当日(2022年8月14日)
「今日で最後にしよう」と決めて、1人で訪れた横浜アリーナ。いままで、何人もの仲間と一緒にSexy Zoneの現場に行きました。ファンを卒業した人や、疎遠になってしまった人、皆のことを思い出しました。「こういうときに限って、良い席になってしまうんだよな。」「これで辞められなかったらどうしよう」「そのときは、そのときだ」なんて、笑いながら。
公演後、出した結論は、「私はSexyと共に生きていこう」でした。私が見てきた11年間、無駄だったなんて思ったことは一度もありませんでした。彼らに裏切られたなんて思ったこともありませんでした。好きだったからこそ、たくさん不満があったときもありました。
公演中、なにも考えずにいられました。単純に、とても楽しかったのです。これがエンターテインメントだ、音楽だと感じました。Sexy Zoneの魅力は、音楽を大切にしていることと、彼らの真摯さにあります。彼らが頑張ってくれるから、音楽を大切にしてくれるから、感動するパフォーマンスになるのです。「これが国民的になるのだろう」「最高のエンターテイナーになるのだろう」と思った、私の目に狂いはなかったと確信しました。
このタイミングでのドーム公演発表。久々に、嬉し涙を流しました。いままで、Sexy Zoneもセクラバも、悔しい思いをしてきました。でも、「これは試練だ」と、応援し続けてきた人もいたでしょう。
動員数だけでいえば、もっと早くにドーム公演は叶ったかもしれません。しかし、Sexy Zoneはドーム公演が決定するタイミングすらも、完璧です。もとから完璧だった5人、Sexy Zone。やっと、揃った…。確信できました。
いま、この世の中、そして私に足りないのはSexy Zoneだ。Sexy Zoneと共に生きられるこのSexy時代に、セクシーサンキュー。